時計を見たときに「12:21」や「21:12」、
数字の並びが左右対称になっているのを
何度も目にしたことはありませんか。
このような数字は、
一般的に「ミラーナンバー」と呼ばれています。
ミラーナンバーは、
ゾロ目とは少し性質が異なり、
自分自身の内面を映し出す数字とされています。
鏡（ミラー）のように、
今の状態や考え方を
そのまま映しているサイン。
だからこそ、
ミラーナンバーを見たときは
「何が起こるか」よりも
「今の自分はどう在るか」に
目を向けることが大切です。
ミラーナンバーをよく見る時期は、
無意識と意識のズレが
大きくなっていることがあります。
本音では違うことを思っているのに、
現実では無理をしていたり、
本当の気持ちを後回しにしていたり。
そんなとき、
数字が鏡の役割をして、
「一度立ち止まって見てみて」と
知らせてくれるのです。
たとえば、
12:21を見てなぜか気になったなら、
「今、誰かに合わせすぎていないか」
「自分の気持ちを反転させていないか」
そんな問いが浮かぶかもしれません。
21:12を見て落ち着いたなら、
内側と外側のバランスが
整い始めているサインとも受け取れます。
ミラーナンバーには、
良い・悪いという判断はありません。
あるのは、
「今の状態に気づく」
その一点だけ。
だから、
ミラーナンバーを見たときに
無理に意味を調べなくても大丈夫です。
「今の私は、
ちょっと頑張りすぎていないかな」
「本音と行動、ずれていないかな」
そんなふうに、
自分に問いかける時間を
少し持つだけで十分。
ミラーナンバーは、
未来を変える合図ではなく、
自分に戻るためのサインです。
忙しい毎日の中で、
左右対称の数字に
ふと目が止まったら、
それは
「外より、内を見てみよう」
という優しいメッセージかもしれません。
この解説が、
ミラーナンバーを
不安の材料ではなく、
自分を整えるヒントとして
受け取るきっかけになれば幸いです。